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蚤の市を楽しむコツ|3.注意したいポイント

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Laboyageのめいこです!

今回は、パリの蚤の市やブロカントフェアに行く時に特に注意しておきたいことをまとめました。
ぜひ参考にして、蚤の市ハンティングを楽しんでくださいね!

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スリには絶対に注意!

残念ながら、パリの蚤の市ではスリ被害も珍しくありません。
混雑した通路では、知らぬ間にバッグを開けられたり、スマホをすられることも。

数年前、ヴァンヴの蚤の市に行った時のこと。私が歩いていると後ろから
「Attention! Volé!」(気をつけろ!盗まれた!)
と叫ぶ男性の声が。

比較的安全な蚤の市としても知られ、日本人も多く出かけるヴァンヴの蚤の市でも、スリに遭う可能性はあるのです。
人混みがあり、現金が飛び交い、人々の注意がアンティークに向かい無防備になりがちな蚤の市は、まさにスリの仕事場でもあります。
グループを組んで組織的に盗みをはたらく集団もいるので、できる回避策はなるべく蚤の市に着く前にやっておきましょう。

早朝のヴァンヴの蚤の市

以下に対策を上げてみたので、蚤の市を楽しむためにもぜひ読んでおいてください。

①貴重品はファスナー付きの斜めがけバッグに

口の開いたバッグに、貴重品を入れるのはとても危険です。
必ずファスナーが付いていて、斜めがけができるようなショルダーバッグやウエストポーチのようなスタイルのものを持ちましょう。
できれば、常に手をバッグに触れているように意識することも大事です。

②リュックやトートは背中に回さず、前に抱える

リュックサックやトートバッグを背中側に向けていると、フランスではかなり無防備な姿として受け取られます。
パリでは満員電車以外でもリュックを前側に抱えている人の姿もよく見かけるものです。

リヨンの街を歩いていた時、一緒にいた友人が背後からやってきた若い男性にリュックサックのファスナーを開けられてしまう場面に遭遇しました。
その時はすぐに気配に気がつき、彼女が声を上げたので未遂に終わったのですが、ヒヤリとした事件でした。
このように白昼堂々、どこででも狙われている可能性はあるのです。
リュックサックを持つ場合には、開けられやすいポケット部に貴重品を入れないなど、注意が必要です。

③スマホを手に持ったまま歩かない

スマートフォンは盗難される物品の中でも飛び抜けているアイテム。
特に日本人は高額なiPhoneを持っていることが多く、しかも無防備なので狙われやすいです。
蚤の市ではできるだけスマートフォンは小さなバッグにしまっておくか、ショルダーストラップをつけて常に身につけておくのがおすすめです。
私はショルダーストラップをつけたiPhoneを上着のポケットに入れて持ち歩くことが多いです。
色々試しましたが、2点で支えるこのタイプのストラップが首への負担が少ない気がして気に入っています。


ただし、ショルダーストラップにスマホをつけている時も注意が必要です。
蚤の市のブースを見るときに、首から下げたスマートフォンが露台に置かれたアンティークに当たってしまうことがよくあります。陶器やガラスなどの割れ物やショーケースを破損してトラブルになる可能性もあるので、特に前かがみになる時などは気をつけましょう。

④財布は小さく目立たないものを!複数に分けるのもあり

日本で長財布を利用していても、蚤の市に行く時は小さな財布に変えて持ち歩きましょう。
小銭とお札を別々に分けて持つのもオススメです。
私の場合、フランスでは名刺入れより少し大きいくらいのコインケースに、小銭と少額のお札(5ユーロ程度)を入れて持ち歩いています。まとまった額のお札とカード類はサコッシュのようなものに入れ、上着の内側に隠すようにしています。

長財布はそれ自体がかさばるので、できるだけ身軽に動きたい蚤の市にはおすすめできません。
また、フランスでは「お金を持っている」ことをあえて周囲に知らせるアイテムとして見られてしまいます。
スリの格好の餌食になってしまう可能性が高いので、100均のビニールポーチなどの「地味な」蚤の市専用財布を用意しておきましょう。

⑤服装はカジュアルに、地元人っぽさを出す!

あこがれのパリの蚤の市!おしゃれして出かけたくなる気持ちもわかるのですが、なるべく簡素で「お金を持っていなさそうな」スタイルで行くのがおすすめです。
ジーンズにTシャツ、パーカーや薄手のウインドブレーカーなど、ふだん散歩に行く時のようなスタイルなら地元の人っぽく見えるので狙われにくいと思います。
スリはいかにも観光客、という雰囲気の人をターゲットにする傾向があるので、ここはロコっぽさを出すことを意識してみるといいかもしれません。


値段交渉は笑顔でカジュアルに

蚤の市での値段交渉(フランス語で「ネゴスィアシオン」)は、ごく普通の文化。
でも、威圧的な態度はNG。
あくまでフレンドリーに、「ちょっと安くしてもらえる?」という軽い感じがベストです。

簡単なフレーズをいくつか覚えておくと便利です:

  • 「Bonjour!」 ボンジュール!(こんにちは!)★商品に触れる前にまずはあいさつしましょう!
  • 「Je peux toucher ?」ジュ プ トゥシェ?(触ってもいいですか?)宝飾品や整然と並べられた陶器類など
  • 「C’est combien ?」セ コンビヤン?(いくらですか?)
  • 「Vous pouvez faire un petit prix ?」ヴ プヴェ フェール アン プティ プリ?(少し安くなりますか?)

挨拶+笑顔+丁寧な一言が、蚤の市のマナーです。

あとは1から20くらいまでをフランス語で言えるようになれば安心です。
「2ユーロ」(ドゥズロ)と「12ユーロ」(ドゥーズロ)はいまだに聞き取りが難しいので、よく指で数字を示して確認したりします。

また「いくらなら買うの?」と聞かれることもよくあります。
その時は、ダメ元で半分より少し上くらいの価格を提示してみてください。
例えば50ユーロの商品なら「30ユーロなら払える」という感じです。
大抵は「それじゃ商売にならないよ!」と断られると思いますが、
「じゃあ40ユーロでどう?」と値段を下げてくれることも。
「う〜ん、35ユーロまでしか出せないなぁ」という風に、ネゴスィアシオンを続けていくのです。

そして交渉のすえに納得のいく価格になったら、必ずそのセラーから買うのがマナーです。
価格交渉だけして買わないというのは、相手にとってとても失礼なこと。
その後の日本人への心象も悪くなるので、セラーを試すようなことはしないでくださいね。


買いすぎ注意!帰国のことも想定して

パリの蚤の市にはかわいいものが多すぎて、つい「あれも、これも」と買ってしまいがちですが、
帰りの荷物の重さとスーツケースの容量は常に考えるようにしましょう。

空港の荷物を預けるコーナーで、一生懸命梱包し直している旅人をよく見かけます。
航空会社にもよりますが、1キロの重量オーバーで5千円程度の追加料金を請求されることも。
もともとスーツケースが2個まで持ち込めるチケットであれば、思い切って現地でスーツケースを購入したり、予備で持ってきたバッグ等に預けるのもいいですね。

私はこのスケールをいつも旅行に持ち歩いています。
重量が気になったらこれでチェックしながら、中身を調整してリミットぎりぎりまで詰め込みます(笑)
軽いしすぐ使えて便利です!
電池が意外に切れやすいので、予備のボタン電池も一緒に購入しておくと安心。100均でも買えます。
(海外2往復程度なら最初からついてくる電池でも十分持ちますが、念のためパスポートケースに入れています)


特にガラスや陶器などの割れ物は、梱包にもひと工夫が必要です。
そして割れ物の梱包に使うエアキャップ(プチプチ)は、フランスではなかなか手に入りませんしあっても高額、さらに質があまり良くなくて強度が頼りないものばかりなのです…。
そこで蚤の市で食器を買おうと思ったら、行きのスーツケースの余裕のあるスペースにはプチプチをぐるぐる巻きにして持っていくことをおすすめします。
小さな小物を入れるジップ袋などを持っておくのも安心です。
私はこのロール状の緩衝材を自宅に常備しています!100均でこまめに買うよりたっぷり使えて割安!
幅も60cmなので案外コンパクトでかさばりません。


また、預け荷物のスーツケースに割れ物を入れるのが怖い場合は、機内持ち込みができるサイズのリュックサックや折りたたみのできるボストンバッグ等に入れて持ち込むのもおすすめです。

私が愛用している2WAYバッグは、機内持ち込みもできて容量も抜群!
キャリーバッグとしてもリュックとしても使えるので、蚤の市でたくさん買いすぎた時は特に便利です。
パソコンやタブレットを入れられるクッション付きポケットもついています。


蚤の市は、あなたらしい旅をつくる場所

パリの蚤の市は、モノ・人・自分との出会いを通して、「自分らしい旅」を見つけるきっかけをくれる場所です。

初心者さんも怖がらずに、一歩踏み出してみてください。
大事なのは、正解を探すことではなく、ときめきを感じること。

そしてその“ときめき”が、あなたの旅と暮らしを、少しずつ彩ってくれるはずです。

今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

めいこのアバター めいこ 更紗屋雑貨店代表

「自分でつくる旅」をテーマに、航空券の探し方、フランスの蚤の市情報、旅に役立つアイテム紹介などを発信するサイトです。ひと味違う海外体験をしたい人へ、自由で心地よい旅のヒントをお届けします。note記事も公開中。